1960年エイキン・スーパーフレックス・グラス・8‘#4〜5メール

ロンドンにあったと思われる”エイキン”と言うメーカーに付いては当店の資料では不明です。年代等はこのグラス素材はハーデイ等の初期のグラスと同じなのでそれからの推定です。バンブー・ロッドの時代でバンブーのパーツ類を使用してバンブーの職人が完成させたロッドと推定できます。

ロッド重量は約110グラム、グリップ上端部のバットの外径は約12mm 、トップ・ガイド下のテイップの外径は約2.9mm。シートと一体式グリップの全長は25cm。

前のオーナーが丁寧に使用した事から、ロッドの状態はグラスのアンテイークとしてはかなり良好でほぼオリジナルの状態を保っています。

アクションはかなりデリーケートで何方がご使用になっても違和感を感じないと思われます。グラス・ロッド独特のソフトなアクションで日本のヤマメやイワナに適したモデルです。ラインは#4〜5が適しているので主に渓流のドライ用にお勧めのグラス・ロッドです。かなり貴重なデリケートなショート・モデル・グラス・ロッドです。

初期のグラス・ロッドとしては状態は良好と言えます。オリジナルかは不明ですがアンテイークらしい良質な布ケースが付いています。 当店お問い合わせ番号SA1008。グレードは説明: http://www.sasanofly.com/antiqueimg/logo_antique/stars/45stars.gif説明: http://www.sasanofly.com/img/zeikomi.gif16,500(税別¥15,000)

ロッドの状態はかなり良好で手を入れる必要性はありませんでしたが、今後の長いご使用を考慮してラッピング部の防水上塗りを行いました。加えてグリップの先端部約1cmx8xmの矢印部分のコルクを交換しました。

これは古い時代の英国のロッドではしばしば目にする事ですが、フライをこの位置に掛けるために傷が見らます。

渓流用ロッドの雰囲気に適した一体式リング&キャップ・シートが取り付けられています。

古い時代の英国製らしいタフな作りのシートが付いています。フェルールはブラス製。

ロゴ・マークは全て綺麗に残っています。この事からもこのロッドのオーナーは丁寧に使用した事が推測できそうです。

ロッド・ブランクに大きな傷や塗料の剥離、スレッドの断裂は見られませ。オリジナルの状態を保っています。ストリッピングはメノウ製ではないかと思われます。

フェルールの差込にガタツキは見られません、しっかりと固定されます。トップ・ガイドは後年になって当時最新のフジのセラミック・ガイドと交換したようです。

 


05/08/2022
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